FBA vs FBM:Amazon物流オプションの正しい選び方

Amazon出品者にとって、物流オプションの選択は利益率と顧客満足度の両方に大きく影響する重要な意思決定です。FBA(Fulfillment by Amazon)を使うべきか、FBM(Fulfillment by Merchant)で自社出荷すべきか、迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、FBAとFBMそれぞれの特長・コスト・向いている商品タイプを比較し、自社に最適な物流戦略を選ぶための判断基準をお伝えします。
FBA(フルフィルメント by Amazon)の仕組みとメリット
FBAは、商品の保管・梱包・出荷・カスタマーサービス・返品対応をAmazonが代行するサービスです。
FBAの主なメリット
- Primeマーク対象:Prime会員向けのお急ぎ便に対応でき、CTR・CVR向上に寄与
- カートボックス獲得率の向上:FBA利用は出品者パフォーマンスの評価でプラスに働く
- 物流業務の外注化:梱包・出荷作業から解放され、商品開発やマーケティングに集中できる
- 24時間365日対応:Amazonの物流ネットワークにより、安定した配送品質を維持
FBAのデメリット
- 手数料が発生:配送代行手数料と在庫保管手数料が加算され、利益率を圧迫する場合がある
- 長期在庫保管手数料:365日以上滞留する在庫には追加手数料が発生
- 商品の状態管理が難しい:梱包品質のコントロールが出品者側でできない
FBM(出品者出荷)の仕組みとメリット
FBMは、注文の受注後、出品者自身が梱包・出荷を行う方式です。
FBMの主なメリット
- コスト管理の自由度が高い:自社倉庫や外部物流業者を活用し、コストを最適化できる
- 梱包・同梱物のカスタマイズ:ブランド体験を高めるパッケージングやチラシの同梱が可能
- 在庫の一元管理:自社ECサイトや他モールと在庫を共有できる
- 大型・重量物への対応:FBA手数料が高くなりがちな大型商品で有利
FBMのデメリット
- Primeマーク非対応(マケプレプライム除く):CVRへの影響が懸念される
- 出荷遅延リスク:自社対応のため、繁忙期に出荷が滞る可能性がある
- カスタマーサービス対応の負担:問い合わせや返品対応も自社で行う必要がある
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FBAとFBMの判断基準:商品特性で選ぶ
どちらの物流オプションが適しているかは、扱う商品の特性やビジネスのフェーズによって異なります。以下の判断基準を参考にしてください。
FBAが向いている商品
- 小型・軽量で回転の速い商品(日用品、消耗品など)
- Primeマークの有無がCVRに大きく影響するカテゴリの商品
- 出荷業務に人的リソースを割けないフェーズの事業者
FBMが向いている商品
- 大型・重量物でFBA手数料が高くなる商品(家具、家電など)
- カスタマイズ性やパッケージング体験を重視する商品
- 自社ECサイトや他モールと在庫を共有する必要がある場合
ハイブリッド運用という選択肢
実は多くの成功しているEC事業者は、FBAとFBMを商品ごとに使い分ける「ハイブリッド運用」を採用しています。主力商品はFBAで安定供給しつつ、大型商品や低回転商品はFBMで管理するという方法です。
また、FBAの在庫が切れた際のバックアッププランとしてFBMを併用しておくことで、販売機会損失を最小限に抑えることもできます。
まとめ:物流戦略は利益率と顧客体験の両立がカギ
FBAとFBMはそれぞれ一長一短があり、「どちらが正解」と一概には言えません。重要なのは、自社の商品特性・事業フェーズ・利益構造を踏まえて最適な組み合わせを見つけることです。
まずは主力商品の物流コストを算出し、FBA・FBMそれぞれのシミュレーションを行ってみましょう。データに基づいた意思決定が、利益率と顧客満足度の両立を実現します。
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